2025.04.26 10:002025年4月20日 名前を呼んで招く神イースター礼拝 新約聖書、ヨハネによる福音書20章1節~18節はじめに 皆さま、イースターおめでとうございます。私は朝5時に起き、「週の初めの日、まだ暗いうちに…」という聖書の言葉を思い出しました。今日は、復活の主イエスが、私たち一人ひとりの名前を呼んでくださるということについてお話します。名前を呼ばれると、人は自然と応えたくなります。子どもの頃も、手術の後も、「大久保さん」と呼ばれて、私は反応しました。名前を呼ばれることには、深い意味があります。今日の福音書では、マグダラのマリアが「復活の主」に名前を呼ばれる場面が描かれています。1.暗闇の中で出会う“空の墓”「まだ暗いうちに」、マグダラのマリアは墓へ向かいました。安息日が終わった日曜の朝、弟子たちが...
2025.04.26 09:572025年3月30日 わたしも行きます受難節第4主日礼拝 旧約聖書、ルツ記1章1節~9節はじめに きょうは受難節第4主日です。イエス・キリストの十字架と愛の犠牲を覚える時です。今日の聖書は、夫を亡くしたルツが、義理の母ナオミと共にベツレヘムへ行く物語。その決断がダビデ王、そしてイエス・キリストへとつながる系図の一部になります。「神に従う決意が、やがて希望の実を結ぶ」ことを、ご一緒に学びたいと思います。1.迷いと選択の時 ― 人は何に従うのか 飢饉で移住したナオミは、夫と息子を失い、義理の娘ルツに「実家に帰りなさい」と言います。しかしルツは命の危険を承知の上で、義理の母ナオミに従います。それは「愛情」の話ではなく、生死をかけた選択でした。現代でも、私たちは「主に従うか、他のものに従うか」が問...