2025年 8月17日 こどものための メッセージ

いい匂いのプレゼント

新約聖書 ヨハネによる福音書12章1～8節 

教会学校のお話です

みなさんは、 いい匂いがするもののなかで、 なにが好きですか？ 石けん、シャンプー、 お花、くだもの、 パンの焼ける匂い。 いい匂いがすると、 うれしい気持ちになりますね。 今日は、「いい匂いの油」のお話をします。 

イエスさまが、 みんなと一緒に、食事をしていたときのことです 「マリア」という女の人が、 とっても値段が高い、良い匂いの「油」をもってきて、 ぜーんぶ、 イエスさまに 注ぎました。 その油の「いい匂い」が、家じゅうに広がりました。 

でも、そこにいた人の中には、 文句を言った人も いました。 「なんて、もったいないことを、するんだ！ お金持ちに売れば、 すごく もうかるのに！」 たしかに、そうかもしれません。 でも、 マリアにとって いちばーん大切なのは、 「イエスさまを、心から愛している」という気持ちを、 伝えることでした。 

だから、マリアは 「もったない」なんて思わないで、 ぜんぶ イエスさまに ささげました。 それは イエスさまにとって、 最高のプレゼントになりました。 

イエスさまは、 私たちの心の中にある 「愛の気持ち」を、 とても喜んでくださいます。 たとえば、 だれかに「ありがとう」と言うこと、 お祈りすること、 すこしでも、人に やさしくすること。 それは、ぜーんぶ、 イエスさまにとって 「いい匂いのプレゼント」に なります。 

マリアが使った「油」のように、 目には見えないけれど、 みんなの「やさしいこころ」は、 「いい匂い」のように 広がっていきます。 イエスさまは、それをとても大切にして、 喜んで受けとってくださいます。 

お・し・ま・い

お祈り

イエスさま。 

私たちの 小さな「やさしさ」や 「お祈り」を、

 よろこんで 受けとってくださり、

 ありがとうございます。

 どうか 私たちも、

 イエスさまに また 隣りにいるひとに、 

「いい匂いのプレゼント」を、

注ぐことが、できますように。 

この祈りを、

イエスさまのお名前によって 祈ります。 

アーメン。