2024.08.23 11:202024年7月21日 礼拝「和解させる任務」 コリントの信徒への手紙(二)5章17節~6章2節 みなさまよくご存知の物語で、アダムとエバのお話があります。このカップルはせっかく幸せに暮らしていたのに、食べてはいけない果物を食べてしまって神さまに叱られました。盗み食いですね。私もよくやりました。母がこっそり貯めていた小銭を、盗んだこともあります。親というのは有難いもので、どんなに悪いことをしても、しまいには赦してくれます。神さまも同じで、どんな罪人でも愛してくださって、最後には赦して下さいます。 神さまとの関係修復を、キリスト教では「和解」と言います。普通は、悪いことをしたほうが和解金を支払います。ところが、神さまと人間との和解は、神さまのほうが支払います。神さまの和解金はイエス...
2024.08.16 11:202024年6月9日 礼拝「地の塩、世の光」マタイ福音書5章13~16節 今日の聖書には「地の塩」という言葉があります。私が子どものときは、塩といえば日本専売公社の塩で、20円くらいでした。きょうの聖書の塩はそういう工場で作った塩と違って、イスラエルの死海という湖にごろごろ転がっている塩です。 塩と言っても塩分は1割もなくて、ほとんどがマグネシウムとかカルシウムとかのミネラルで、お風呂に入れると肌がすべすべして、新約聖書の昔から料理はもちろん、肌に塗ったり傷に塗ったり、いろんなことに役に立ちました。 同じように、あなたがたも私の弟子なのだから、世の中の役に立つようになさい。「あなたがたは地の塩である。塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや何の役にも立...