2020.05.31 00:005月31日(日)聖霊降誕節第1主日(ペンテコステ)ヨハネによる福音書 14章15~27節 今日は、聖霊降臨節の主日です。 教会は、聖霊降臨の出来事から始まったと言われています。その後、キリストを信じる人たちは、キリスト者、クリスチャンと呼ばれるようになりました。(使徒言行録11章26節参照) 多くの場合、クリスチャンという名称は、キリスト教を信じる人たちのことを指して言われますね。でも、クリスチャンは、本来的には、漠然とキリスト教を信じている人たちというよりも、具体的に、聖書の教える神様を信じ、イエス・キリストを信じ、聖霊を信じる人たちのことを意味しているといってよいと思います。 今日は、聖霊降臨の出来事を覚える主の日ですから、具体的に、イエス様について、聖霊についての学びを深めたいと思います。 イエ...
2020.05.24 00:005月24日(日)復活節第7主日ヨハネによる福音書 7章32~39節(p.179) 今日の聖書の箇所から、37節~39節のみことば「渇いている人はだれでも、わたしのところに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる。イエスは、御自分を信じる人々が受けようとしている“霊”について言われたのである。」に目を留めて学びたいと思います。そこから、信仰の糧を与えられましょう。 わたしたちの身体には、血管があり血液が流れています。リンパもあり、神経もあります。身体のなかを、リンパ液や微弱な電気や伝達物質が流れています。人間の体の中には約37兆2000億とも60兆ともいわれる細胞があるといわれ、約3000億個の細胞が日々死んでほ...
2020.05.17 00:005月17日(日)復活節第6主日聖書 ヨハネ16章25~33節(新約p.201) 今日の聖書の箇所からは、「しかし、わたしはひとりではない。父が共にいてくださるからである。」と記されてある32節のみことばを中心に学び、共に分かち合いたいと思います。 イエス様は、公の生涯に入られたとき、アンデレやペトロ、フィリポやナタナエルなどに声をかけられ、弟子となった彼らを伴いつつ、カナの地方やガリラヤ湖(ティベリアス湖)の周辺をめぐって、神の国の福音を宣べ伝えられました。当然、イエス様は、弟子たちと寝起きし食事を共になさったと思います。 そのようなイエス様が弟子たちに向かって驚くべき内容を告げられました。 25、26節にありますように「・・・たとえを用いて話してきた。もはやたとえによらず、はっ...
2020.05.10 00:005月10日(日)復活節第5主日聖書 ヨハネ15章18~27節(新約p.209) 今日の聖書の箇所から学びたいと思います。 19節のみことば、「あなたがたが世に属していたなら、世はあなたがたを身内として愛したはずである。だが、あなたがたは世に属していない。わたしがあなたがたを世から選びだした。だから、世はあなたがたを憎むのである。」に注目していきたいと思います。 人の生き方にはいろいろあると思いますが、どこに、また、何に一番の価値を置いているかで違ってくるように思います。いい学校に入り、いい会社に入り、出世をして、高い地位につきたいと思う人もいるでしょうし、自分のやりたいことを自由にやってみたいと思う人もいると思います。 夢や希望が叶う人もいれば、叶わない人もいます。適切な治療を受...
2020.05.03 00:005月3日(日)復活節第4主日聖書 ヨハネ 21章15~19節 今日の聖書の箇所から学びたいと思います。 15節以下を読みますと、弟子たちとの食事の後に、復活のイエス様が、弟子の筆頭格のペトロに、「この人たち以上にわたしを愛しているか」と言われ、それに答えるペトロとのやり取りが記されています。ペトロは、「はい、主よ、わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです」と答え、そのように答えたペトロに、イエス様は「わたしの羊を飼いなさい」と言われています。 イエス様から「わたしを愛しているか」と三度も繰り返されたら、皆さんならどう思いますか。 イエス様は、最も重要な掟として「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい」(マタイ22章37節)と神様を愛す...